KRAZの気ままにFunk

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Robert Glasper-Double Booked

どうも、KRAZです。

 

今回紹介するのは、Robert GlasperのDouble Bookedです。

 


ダブル・ブックド

 

今や飛ぶ鳥を落とす勢いのRobert Glasperの、2009年発売のこのアルバム。

 

私はこのアルバムが一番好きです。実は私が初めてRobert Glasperを知ったアルバムになります。

 

曲目は以下の通り。

 

1.Intro

2.No Worries

3.Yes I'm Country (And That's OK)

4.Downtime

5.59 South

6.Think Of One

7.4eva

8.Butterfly

9.Festival

10.For You

11.All Matter

12.Open Mind

 

このアルバムの特徴は、"Double Booked"というタイトルのように、アルバムの前半と後半で、アコースティックと電化サウンドが同居する形になります。

 

前半部はピアノ、ベース(Derrick Hodge)、ドラム(Chris Dave)のトリオ構成となっており、後半部(4eva)からはSax&VocoderCasey Benjaminの四人編成となり(Vo.でゲストにBiral入り)、エレピとエレキベースに持ち替えての電化サウンドが楽しめます。

 

前半部の白眉は、誰がなんと言おうと3曲目のYes I'm Country (And That's OK)

朝の爽やかさのような美しい曲です。

但し、ドラムがクリスデイブなもんで(笑)曲全体がピリッと締まるというか、普通じゃないぞって(笑)いうのがビンビンきます。

そういえば私がクリスデイブを知ったのもこのアルバムでしたね。

次の曲Downtimeを聞いてドラマーは皆、出だしのハイハットプレイに首をひねることでしょう。右手で二本のスティックをハイハットを挟む形で小刻みに振動させ、とんでもなく細かいリズムを刻みつつの左手はブラシを持つことにより柔らかなタッチを表現するという、どうかしてる(笑)ドラムプレイを聞くことができます。またこの曲も美しい曲になっています。

6曲目のThink of One はThelonius Monkのカバー。但し、途中にDe La SoulのStakes is Highのフレーズをふんだんに多用した面白いカバー作品になっています。

 

後半部分はやはり名曲Butterflyのカバーが白眉ですね。ボコーダーカッコええなー、と率直に私は感じました。あと、Derrick Hodgeは絶対エレベの方が真価を発揮しますね。

個人的に好きな曲は、10.のFor Youです。

Vocorder を前面にフィーチャーしたこれも美しい曲。実は7拍子だったりします。(笑)

2分ちょいで終わってしまう曲なんですが、3倍くらいやって欲しい曲ですね。ソプラノサックスが絡む様を聞きたかったです。

 

もうこのアルバムが発売して10年が経とうとしているのかというのが驚きです。

 

現在Robert Glasperはジャスシーンの先頭で様々な企画バンドに引っ張りだこですが、またこういう作品が聞きたいですな。ArtScienceみたいにPopに寄せないで、R&BとJazzが同居したような黒々しさの中に美しさが光るような作品を楽しみにしています。

 

今回はこの辺りで。

最後まで見ていただきありがとうございました。