Moonchild - Please Rewind
どうも、KRAZです。
今回紹介するCDは、MoonchildのPlease Rewindです。
Please Rewind [輸入盤CD] (TRUCD320)_198
曲目はこちら。
1.All the Joy
2.The Truth
3.Don't Wake Me
4.Nobody
5.More Than Ever
6.Just a Minute
7.Winter Breeze
8.I'll Make It Easy
9.Please Rewind(Interlude)
10.Moonlight
このバンドは、アンバー・ナヴラン、マックス・ブリック、アンドリス・マットソンの三人によって南カリフォルニア大学のジャズ・スクールで結成された、ジャズというよりもR&B色の強いトリオです。(正式メンバーにドラムはいないという特殊なバンド)
所謂ドラムがいてベースがいてピアノがいて、というようなバンドではなく、シンセに頼った音作りが基本の現代的なバンドになります。これをJazzと呼ぶかは人によって個人差はあるかな、というような感じのバンドになります。
特筆すべきはヴォーカルのアンバー・ナヴランの歌声です。なんというかこの流れるようでハスキーな歌声に私は魅了されました。
アルバムを通して浮遊感があり、聞いていてとても心地よいです。
2曲目のThe Truthが個人的にこのアルバムの白眉です。シンセベースと簡単な打ち込みのドラムの上に乗るちょっともたったシンセのリズムを土台として、流れるようなヴォーカルが聞いていて本当に心地よい。センスあるなーって唸ってしまいます。
このバンドはハーモニーを重視し、小難しいリズムの応酬がないため、昨今に見られるポリリズムまみれで聞いていて少し疲れてしまうようなバンドの対極に位置するバンドです。
シンセが織りなすハーモニーの上に乗るアンバー・ナヴランのヴォーカルがたまらなくたまらなく気持ちいのです。眠い時にこのアルバムを聴いていると確実に眠れます(笑)。
最後の曲Moonlightの音作りはきっとMiles Davisに影響受けたんじゃないかなって思います。
暑い夏もやっと過ぎ、秋の夜長にぴったりな1枚だと強くオススメできるアルバムです。
それでは、今回はこの辺りで。
最後まで見ていただきありがとうございます。