「プーと大人になった僕」で普通に泣きました
どうも、KRAZです。
「プーと大人になった僕」を見てきました。
本当にいい映画だったので、ここで紹介したいと思います。
一部ネタバレが入りますので、ご容赦ください。
以下感想です。
まず、プーと大人になった僕の最初、主人公クリストファー・ロビンが100エーカーの森から出て、学校に(寄宿舎)行くところから話がスタートします。
「100歳になっても忘れないよ」というクリストファーロビンとプーとの約束をし100エーカーの森を出た後、めまぐるしく彼を取り巻く環境が変わっていきます。
本当に、クリストファーロビンめちゃくちゃ苦労してます。大人になって会社に勤めるまでで普通に悲しくなりました。。
いわゆる中間管理職のような立場になり、部下の面倒と上司からの命令、自分の事業の存続の危機に対応する中で家庭とのバランスを崩し、疲労困憊し、お手上げになったところで、プーが登場します。
そこからのプーとクリストファーロビンとの過ごす時間で私は普通にうるっときました。
もう子供じゃない、責任を背負って生きるクリストファーロビンと、あの時から何一つ変わっていないプーさんのすれ違いが、クスッと笑えるんですけど、心にずっしりくる何かがある。
プーは風船が欲しいという。クリストファーはそんなものいらないという。プーは役に立たないけど持っていると幸せになるという。
クリストファーはズオウとヒイタチなんていないという。プーは、その仲間はズオウとヒイタチを怖がり相手にしてくれない。
プーは言います。「僕はオツムが小さいから」と。哀しげにクリストファーロビンを見つめる目が忘れられません。人形だから「表情」はないんですけど、もう分かり合えなくなってしまった二人を見て、胸が苦しくなりました。
そんなやりとりをしている間に、クリストファーロビンの中のあの頃の自分が少しずつ戻ってくる様も、感動しました。
明らかにこの作品は現代の大人たちをターゲットに作られていると思います。笑える部分も多くあるんですけど、今の場面で笑った自分は、もうプーさんと同じ感覚じゃないんだなって、もし自分が子供で、あの映画を見たら大人たちが笑っている場面で、自分は笑えないだろうなって思う感じがすごく印象的な映画でした。
もう大々的に宣伝文句が出ていますが、
「何もしないは最高の何かにつながる」というプーさんの哲学は、今の世の中に必要なことだと、しみじみと思いました。
あの頃のプーさん、ピグレット、イーヨーなどなど、全く変わらない100エーカーの森と、めまぐるしく変わる舞台のロンドンとの対比が非常に印象的でした。
あと、映画を観終わった後気づいたのですが、この映画のタイトルは、「プーと大人になった僕」ですが、「プーと大人になったクリストファー・ロビン」でもよかったはずです。これはつまり、「僕」という抽象性が、鑑賞者自分自身と置き換えて観て欲しいというメッセージなのかなと思いました。
残り少ない上映期間ですが、ぜひ映画館で見て欲しい映画です。
DVD出たら買おうかなと思うくらい、忘れていた何かを思い出させてくれる映画でした。
それでは、今日はこの辺りで。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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